SEO効果の優先順位

こんにちは!宇都宮市のホームページ作成事務所あっとほーむの藤本です。
お客様からSEO対策についてご相談をいただきましたのでご紹介させていただきます。
まず、今回のお客様は、『ご自身のお店のホームページ』『お店がある商業施設のホームページ内の紹介ページ』『Instagram』についてお悩みでした。
Googleの評価の順番
Googleが『ご自身のお店のホームページ』『お店がある商業施設のホームページ内の紹介ページ』『Instagram』の3つを一般的な傾向どのような順番で評価するかまとめてみました。
順位 | 媒体 | Googleの評価ポイント |
1位 | 自社サイト | 最もSEOに影響。コンテンツ、構造、表示速度、モバイル対応、被リンクなど全て評価対象。 |
2位 | お店がある商業施設のホームページ内の紹介ページ | 信頼性のある外部リンクとして評価される(ドメインの強さにより高評価のことも)。NAP(店舗情報)が正確に書かれていればローカルSEOに好影響。 |
3位 | InstagramなどSNS | 直接のSEO効果は限定的。ただしブランド認知、間接的なアクセス誘導、検索結果でのサブリンク表示には貢献。特に投稿がGoogleのDiscoverや画像検索に表示されるケースもある。 |
ちなみにInstagramが最も更新頻度が高いとのことでしたが、SEO(検索順位)に直接影響する順番は基本的に変わりません。
なぜ『ホームページ』がSEOに最も強いのか?
簡単に言ってしまうと情報量です。
Googleの検索エンジンは、以下のようなウェブサイトの構造・文脈・リンク関係を重視します:
- ページの内容(テキスト中心)でキーワードを把握
- HTML構造・速度・モバイル対応・内部リンクの最適化を評価
- 被リンクやGoogleマップ連携との整合性で信頼度を判断
Instagramはビジュアル主体で、Googleが内容を完全には把握できないため、直接的な検索順位評価には限界があります。
InstagramをSEOの起点に変えることも可能!
頻繁に更新しているInstagramを活かして、以下のように工夫すればSEO的にも強くなります:
- 投稿の説明文にキーワードを入れる(地名・商品名など)
- 投稿で紹介した内容をホームページのブログにも掲載
→ Instagramとホームページが連動していれば、Googleが内容の一貫性を評価しやすくなります - **Instagramプロフィールに「ホームページへ誘導する一言」**を入れる
- GoogleビジネスプロフィールにもInstagramと同じ内容を投稿(再利用)
商業施設の紹介ページの望ましいタイトルは?!
今回のお客様は、商業施設ホームページの紹介ページのタイトルには、店舗の名前の前にサービス内容が記載されていました。
例えばこんな感じです!
『自然焙煎カフェ あっとほーむ』
望ましいタイトルは、サービス名が後ろで、|または – で区切ります。
例えばこんな感じです!
『あっとほーむ|自然焙煎カフェ』
|と – はどちらも区切りと認識されますが、日本語に最適なのは|でしょう。
– だと、カタカナの伸ばす棒(調音記号)の間違われる可能性があるからです。
補足:紹介ページから得られるSEO効果は意外と大きい
商業施設の紹介ページには自サイトのURLを記載してリンクさせておきましょう!
商業施設のドメインは信頼性・権威性(ドメインオーソリティ)が高いことが多く、そこからのリンクはSEO的に価値ある被リンクです。
店舗名で検索した際に、商業施設の紹介ページが上位に出ることでユーザーの信頼感も高まります。
自サイト、商業施設の紹介ページ、InstagramのNAP情報は統一しましょう!
NAP情報とは、名前(NAME)、住所(ADDRESS)、電話(PHONE)です。
今回のお客様は、InstagramにはホームページのURLの記載はなく、予約用のLINEのURLが記載されていました。
これだと、Googleは「そのInstagramがホームページと同じ店舗のもの」だと明確には認識しにくくなります。
項目 | 回答 |
GoogleはInstagramのページをクロールできるか? | 基本的には可能(公開アカウントであれば) |
Instagramが公式かどうか判断する材料 | 「店舗名」「住所」「リンク先(URL)」の一致が重要 |
InstagramにホームページのURLがない場合 | Googleは確実に「同一店舗」とは判断しにくい |
LINEのURLがあっても問題か? | 影響はないが、SEO的には貢献しない(LINEは基本クローラが入れない) |
店舗名は同じにしましょう!!!
例えば、
『カフェ あっとほーむ』と『CAFE あっとほーむ』と『CAFEあっとほーむ』は区別される可能性がありますので、表記は統一しましょう!
できればスペースや数字などの半角文字、全角文字まで気にしましょう!
NAP情報は電話番号など一つだけでも統一されていれば大丈夫?
ダメっす!
結論から言うと、電話番号など1つだけの一致では不十分です。
Googleが「同じ店舗」と正しく認識するためには、NAP情報(名前・住所・電話番号)の3つすべてが一貫していることが望ましいです。
以上、ご参考になれば幸いです。
ご不明な点はお気軽にご相談ください。